医薬品情報、その一次資料である臨床研究に関する医学論文は日々アップデートされています。日々更新蓄積され膨大な量になりつつある医薬品情報、さらに近年ではその多くがアクセスフリーとなる傾向があり、アブストラクトのみならず、フルテキストが無料で読めることも多くなりました。
しかしながら、臨床研究をまとめた医学論文はその多くが英語で書かれていること、膨大な量の論文の中でいったい、どういったものを読めばよいのか、そしてどう読めば簡単に情報を把握できるのか、そういったカリキュラムが4年生薬学部時代はほとんどなかったといえましょう。
特に薬剤師にとって、エビデンスを踏まえて、「薬の考え方使い方」に関する意見を持つという事は非常に大事なことだと思います。日々蓄積される医薬品情報、それもアクセスフリーな情報が増える中で、日々継続して情報評価・整理を行っていくことが大切です。
その方法論として僕が提案するのが以下の2つです。
① 論文要約作業を行うことで、薬の効能に関する情報整理を行う。
② 複数薬剤師と抄読会を開催することで実際の薬の考え方使い方の多面的考察を行う。
これらを継続的に行うことで、必要な時に必要な情報を効率よく現場で使えるようになります。
僕自身「薬剤師の地域医療日誌」というブログで論文情報の整理を、そして「薬剤師のジャーナルクラブ」を通して論文の活用方法を模索・考察してきました。
それら経験を踏まえ、今回第5回 CMECワークショップにて
論文要約の作り方と抄読会の作り方についてお話しさせていただく予定です。
是非ご参加下さい!
開催概要はこちらをご参照ください!
CMECジャーナルクラブ編集部ブログ:第5回 CMECワークショップ
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