[お知らせ]


2014年12月7日日曜日

平成26年度第8回薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせ

今年も残りあとわずかになりました。
関東でもインフルエンザ感染症流行の兆しが見えてきています。
抗インフルエンザ関連、いろいろな話題がありますが、僕が尊敬する先生方のブログをちょっと見ていきましょう!

これまで製薬会社の大規模データは開示されていなかった。
製薬会社の未出版データを統合すると、合併症予防効果はほとんど認められない。
タミフルに過大な期待をしないよう注意が必要。

タミフルが推奨されているのは、非季節性インフルエンザかつ合併症リスクが高い患者や重症患者であり、季節性インフルエンザや健常人への推奨は原則はされていない

当ブログでも検証をしてきました。

抗インフルエンザ薬はインフルエンザの予防にも適応がありますよね。今回は、そんな抗インフルエンザ薬の中でも一番新しい薬剤、ラニナミビルのインフルエンザ予防効果について考えましょう!

平成26年度 第8回薬剤師のジャーナルクラブを以下の通り開催いたします。

開催日時:平成261214日(日曜日)
■午後2045分頃 仮配信
■午後2100分頃 本配信

※フェイスブックはこちらから→薬剤師のジャーナルクラブFaceBookページ
※ツイキャス配信はこちらから→http://twitcasting.tv/89089314
※ツイッター公式ハッシュタグは #JJCLIP です。
ツイキャス司会進行は、精神科薬剤師くわばらひでのり@89089314先生です!
ご不明な点は薬剤師のジャーナルクラブフェイスブックページから、又は当ブログ「自己紹介」に掲載されているメールアドレスまで!

今回は@pharmasahiro先生にシナリオ作成を担当していただきました。ありがとうございました。
以下は、@pharmasahiro先生のブログからの引用です。


【仮想症例シナリオ】
あなたは, 保険薬局の薬剤師です.
本格的な冬の寒さが到来し, 徐々にではありますが風邪などの急性疾患で来局する患者が増えてきていました.
そんなある平日の昼下がり, 午前の外来業務が終わり一息ついていたところ,
とある女性が突然やってきました.
「どうも娘の通う保育園でインフルエンザに罹った子がいるみたいなんです. 家族全員で予防接種を受けようと思っていたらもう流行していてびっくり!今年は予防接種じゃなくて, インフルエンザの薬を予防でもらった方がいいのかしら?」
こちらの女性(30), 普段抗ヒスタミン剤の内服薬や皮膚科外用薬といった処方薬を受け取りに来局される方で, 薬のことだけではなくご自身やご家族の健康に関する相談もよく受けており, あなたも女性のことはよく覚えていました.

【女性とご家族について】
共働き(30代の旦那さま)で保育園に通う娘さん(4), 親夫婦(60)5人家族.
娘さんとご主人は持病や定期服用薬はなし.
親夫婦に関しては現病や服用薬などの詳細はわからない.
抗インフルエンザ薬がインフルエンザの発症に対してどの程度予防効果があるのか,
あなたはこの臨床疑問を解決すべくpubmedを検索した結果, 次のような論文を見つけました.

[文献タイトルと出典]
Laninamivir octanoate for post-exposure prophylaxis of influenza in household contacts: a randomized double blind placebo controlled trial.
Pubmed :
 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23732307

[ランダム化比較試験をどう読む?]
予習ポイント:第1回ジャーナルクラブの解説をご参照ください!
ワークシートはこちらを使用します!



薬剤師のジャーナルクラブ(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIPは臨床医学論文と薬剤師の日常業務をつなぐための架け橋として、日本病院薬剤師会精神科薬物療法専門薬剤師の@89089314先生、臨床における薬局と薬剤師の在り方を模索する薬局薬剤師 @pharmasahiro先生、そしてわたくし@syuichiao中心としたEBMワークショップをSNS上でシミュレートした情報共有コミュニティーです。

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