[お知らせ]


2012年4月12日木曜日

スポーツファーマシストとして

たとえばプロのスポーツ選手が
風邪気味などで薬剤を服用する場合、通常の医薬品が
ドーピング検査に引っかかるのを恐れるあまり
漢方薬なら安全という錯覚に陥る可能性があります。

1984年のロサンゼルスオリンピックにおいて、
葛根湯を服用してドーピング検査で陽性が出た事例。
葛根湯の構成生薬である、
麻黄にはエフェドリンが含まれており
これが禁止薬物に該当します。
インフルエンザなどでも多く処方される麻黄湯ももちろん
ドーピングで陽性反応が出る可能性があります。

昨年、ある講演会で耳鼻咽喉科の先生から
プロのスポーツ選手の花粉症治療に
ステロイド鼻噴霧を使用して問題ないか?
という質問を聞き、まともに答えられない自分がいた。

スポーツファーマシスト認定証が本日届きました。
漢方やサプリメントなら大丈夫そう、のような、
うっかりドーピングを避けるためにも
薬剤師としてできる限りの活動をしていきたいと思います。

薬剤師のためのドーピング防止ガイドブック2011年版
2012年禁止表国際基準
治療目的使用に係る除外措置に関する国際基準
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